《MUMEI》 バタンッ なんだか… 寝室のドアを少し感じ悪く閉められた気がする… なんなのよっ、あいつ!! 私が一度キスを拒んだくらいで諦めるなんてっ。 もう少し頑張ろって気ないわけぇー??? さては… とりあえずキスでもすれば私が喜ぶとでも思ったに違いないわ。 大してしたくもないキスをしようと思ったのに、私が拒んだから機嫌悪くなるなんて最悪っ!! そんなお情けのキスなんかこっちからお断りよっ。 私だって健一とキスなんてしたくないんだから… 義務的なキスなんて惨めなだけなんだから… 私は布団を頭までスッポリ被って、丸くなった。 そういえば最後にHしたのっていつだっけ… 暗闇の中、見えないくせに指を折って数える。 はっ!? さ、三ヶ月もしてないっ これって…セックスレスだよね。 前へ |次へ |
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