《MUMEI》

「もう、どれくらいご無沙汰なの?」


「それが――…

ご無沙汰ってレベルじゃないんですぅ…

実は、結婚してから一度も無くって――…

あの5年前の出来事が、彼との最初で最後のHなんです……。」


「ふぅん、そうなの……じゃあ、あの時みたいに、また薬飲ませてヤッちゃえばイイんじゃない?」


「そうしようと思ったんですけど、彼ったらあの事件以来、私が出す物に一切口をつけないんですよぉ…」



堰を切ったように溢れ出す花子の本音の愚痴に、サザエは落胆の表情を浮かべた――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫