《MUMEI》

ショップの中には 髭を生やした オジサンが いた。


「おはようございます、店長。」


「おう 来たか。なんか 独りで笑ってると 怪しい人に 見られるぞ。」


…店長には 僕は 見えない。てか 与四郎くん 以外には 見えない様に してるけどね…


しかし ここの 動物達には 僕が 見えるので 一斉に 話かけて来て店内は 鳴き声で一時 パニック状態になった。


…なんだぁ お前 …
…ねえ なんで 空飛んでるの?…
…猫だよね?鳥じゃないよね?…
…何しに 来たんだよ…
…ねえ ゲージから 出してよ…
…遊ぼうよ…


店長も与四郎くんも ビックリしてる。
迷惑なんで 暫く 気配を 消しておこう。

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