《MUMEI》

「………!」

その時、祖国アメリカに残してきた、愛する妻と可愛い子供たちの笑顔が脳裏に浮かんだ…。

(俺には、まだやるべき事がある!)

あくなき生への渇望が、脳内から俺の身体に伝達された。

俺は渾身の力で、奴のガラ空きのアゴを右膝で蹴り上げた!

……ゴンッ!「Ohー!」

奴は堪らず、俺の首を絞めていた手を離した。

…ドサッ…「ゲホッ!ゲホッ!」

ようやく地面に降りることが出来たのだが…

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