《MUMEI》 「誰でも苦手なものあるじゃん。 俺はそういうの可愛いと思うけど。」 安西が庇ってくれた。 「可愛いかあ?」 七生の語調は俺を馬鹿にしている。 「いいから、働け。」 乙矢は一人で準備していた。 各自再び持ち場に付く。 七生の周りにうろつく神戸が気になってしまう。 俺が妬いてるのか七生が神戸に甘いのか。 いずれにしろ俺は面白くない。 前へ |次へ |
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