《MUMEI》

それは鬱積した気を鎮めて帰る儀式で、唯一プライベートでストレスが解消する術だった。




ところが、俺の平穏を掻き乱す輩がいる。

そいつは品が無く、情緒不安定で頭悪そうな………………淫乱男だ。



「 ――――アっ、 ア、 もっと……!」

俺の近道であり癒しスポットの公園で不道徳な行為に更けている。

しかも週三それぞれ別の“男”と絡んでいた。
相手は月が変わればクリアになっている。




本当ならば掘られてヒーヒー泣いてるカマ野郎が汚したフェンスを跨いで俺は家から帰るという算段だったのに。


……もう二度とするまい。

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