貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
真実
「そうだよ…。僕だよ。写真はったの。僕は悟志なんかじゃない!貴輝だよ。」と言った。私は言葉がでなかった。 ようやく自分を取り戻すことができた。 貴輝は苦笑しながら見下したような眼でみてくる。「なんでそんなことしたの!?」そう問いかけた時、貴輝はうつむきかげんになりながらまた、声なしの笑いの表情をうかべた。「なんで!?てか…。ハハ…それは君がよく知ってるだろ!?…いとしの麗華さん。」その時忘れたいと思っていた、思い出が頭をよぎった。そう、小学校の時、私はいろんな人をイジメていた。 ある日、私は貴輝に告白をされた。それを理由にいろんな仲間と貴輝をイジメていた。 「君が今思い出してることが理由だよ!」その言葉にハッと我に戻った。「今度は僕のやる番だよ。でも少し失敗しちゃったな。もっと遅くに僕がやったと分かれば、それまで君は周りからイジメっ子として、冷たい視線だらけの生活をおくるハメになっていたのに。」残念そうな顔して言った。私は以前にイジメたことを後悔した。イジメたことによって言い返す強い言葉が見つからない。

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