《MUMEI》
タブレット
ノラは 彼を 待っている。
初めての 出会いから 昼休みの時は 二人で 花ブランコで 会うのが 日課になった。


…今日は こないのかな?彼は…。

研究室へ 帰ろうと した時に 彼が 来た。

「ごめん 遅くなった。」
そう言う 彼の 顔色は青ざめている。


「どうしたの?具合悪そうだよ。」

ノラが そう言い終わらない内に 彼の 身体が 倒れた。

慌てて 彼に 走り寄り抱き起こす。


「ごめん 大丈夫だよ。ちょっと…目眩が しただけ…。薬 飲めば 楽になるから。」

そう言って 彼は 薬を 取り出した。

ノラの 見覚えのある タブレットを…。

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