《MUMEI》

「木下、ほら薬。」

うとうとし始めた頃薬と水を渡しに来た先生に起こされた。

「ども……」

俺、超お荷物。

外は花火を始めたみたいだ。

薬を飲む時、鼻のついでに耳も塞いでしまい。

「……苦い」

予想以上に喉が渇くのでペットボトル一本はすぐ飲み干した。

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