《MUMEI》 無題ウゥーウゥー。 町中に響くいや、都市中に響くパトカーのサイレン。 「脱走犯がでました。犯人の名前は、反逆者BIL=JACと異宗教者、神威真です。こころあたりのあるかたは、もよりの交番までお願いします。また、今回の賞金は、200万です。」 「クソッ。腐った世界だぜ。これで俺らは賞金首。」 神威が歯軋りをさせながら言う。 「急ごう。もしだれかに見られたらどうする?。」 「あぁ。悪い。」 1時間ぐらいいやもう少し歩いただろうか? 二人は、そこへ着いた。 「ほぇ〜。すげーな。まさか本物だとは。」 「信じてなかったのかよ?」JACは顔をひきつらせて笑う。 「俺も、あんまり知らないんだよ。実際。親父のしてることなんて、親父が逃亡してから知ったしな。」 「コーヒーいる?。」 「あぁもらっとくよ。」 すぐ近くにあったソファに腰を下ろして、神威は話始めた。 「お前、これからどうすんだ?。」 しばらくコーヒーを注ぐ音が主役となった。 「まだ、さすがに考えてねーか。何もできねーしな。」 いきなり、 「考えてるよ。」 何も考えていない癖にJACは強がった。 ズルズルズルッ 「うまいな。やっぱ。刑務所の外はすべてがいい。」 そんな神威のことに耳を傾けなかったのか、 「少し、見てくるわ。いろいろ。食料とかさ。」 しばらくして、、、 ガシャーン ダッダッダッダン。 「おい。まじかよ。」 神威は、そう呟いた。 音のした方に言って見ると、そこには、食料まみれのJACと、何やら隠し部屋があるのか、もうひとつ扉が、、 「まじかよ。」 今度はJACもつぶやいた。 DANdan。 扉が空いた。 そして、大きな部屋に出た。 「まじかよ。」 紛れもなく、二人がそこで見たのは、あるはずの無い、寝転がった二機のBILだった。 前へ |次へ |
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