《MUMEI》

「そんなのある訳ないだろ、まったく…

…男の子なら少しは自分の力で何とかしたらどうなんだい?」


いつもなら根負けして秘密道具を貸してしまうところだが、3時のオヤツを邪魔されたドラえもんは不機嫌そうに、のび太の懇願を冷たく突き離した。



すると――――…


「そんなこと言わないでさ〜!


…ドーラーえもぉ〜ん!

うわあぁぁ―――ぁ!……………



……ぁ…………………………?」





何故か、のび太は突然泣き止んだ…。

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