《MUMEI》

のび太は畳の上をのたうち回り、シャツの襟首を引き裂いてもがき苦しんでいる!



「どーしたの!?のびちゃん!?」


騒ぎを聞きつけたママが2階に駆け上がってきた。



「あがぐぐぐ――……!!」


だがドラえもんとのび太の母は、なす術なく苦しむ様子を見ているだけだった。



やがて、のび太は口から泡を吐きながら白眼を剥いた…。




―――…そして……。

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