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《MUMEI》 愛情聡から離れた千尋は少し大人びたのか、よく男子から告白されるようになった。そのたび大和が 「俺の千尋に何か用か?」 と、出てくるようになった。 「千尋はかわいーんだから気をつけろよ。他の男寄せ付けるんじゃないぞ。」 クスクス笑いながら千尋は 「大丈夫だよ。私は大和だけだよ。」 それでも大和は不満そうな顔をしてる。 「あ、そうだ。今日うち来る?」 何度か行った大和の家。大和の両親にも気に入られた千尋だ。 「うん。行く」 大和の自転車の後ろに乗り、大和の家へ行く。 「あれ?誰もいないじゃん。千尋部屋行ってて。俺飲み物持ってくから。」 「はあーい。」 この家で二人きりになったのは初めてではなかったが、その日はどこか二人はぎくしゃくしていた。 「…千尋」 大和は千尋にキスをし抱きしめた。それ以上のことはしたことはなかった。大和は千尋を守っていたから。しかし千尋は 「いいよ…大和なら…。」 大和は静かに強く千尋を抱きしめていった。 「大事にするよ。俺がずっと千尋を守ってくから…。」 千尋は言葉なく大和の背中に腕を回した。 前へ |次へ |
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