《MUMEI》 「え…えぇ…間違いありません…。」 医師は、中島の口調に押されながらも、きっぱり断言した。 「―――…そ……そんな… …あり得ない……。」 中島は放心状態で立ちすくんだ…。 そんな中島の狼狽ぶりを見た医師は、診察台のほうに目を移す…。 視線の先には、亭主をさし置いてカオリちゃんの遺体にすがる僕がいた。 医師は、何やらマズい告知をしてしまったことを察して口籠った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |