《MUMEI》 しかし――……… 愛は無くても、彼女は僕の妻であることに間違いない。 これは裏切り行為に対する、当然の報復である。僕に弁解する権利など無いのだ…。 彼女の言葉から垣間見える本心は、嫉妬を通り越し、明らかに僕に見切りをつけるような感情を顕にしていた――…。 思えばこの瞬間から、順風満帆だった僕の人生は、転落へ向けて大きく舵を切ったのかもしれない……。 妻の愚痴はネチネチと僕をいたぶるように、帰路延々と続いていった…。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |