《MUMEI》 ―――…だとすると…… 僕が成功を収めなければ、カオリちゃんと再開することもなく… …また、恋に堕ちることも無かっただろうな――…… ――…ということは…… カオリちゃんとの、甘く溶ろけるような日々も――… …全部、花沢さんのお陰だったってコトか――… 「――…グスン…。」 僕は、また泣けてきた――……。 「今更気づいたって遅いのよ………。」 僕の涙の意味を勘違いした姉さんの一言が情けなく… …さらに血の繋がった姉であることが虚しく思えた…。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
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