《MUMEI》

「うっうっ!…のびちゃん…


…何でこんなことに…!?


…うっうっうっ……。」



のび太のママは、動かなくなった我が子の骸を抱きしめ、悲痛な嗚咽を洩らしている…。



「ママさん、とにかく救急車を呼びましょうよ…。」


ドラえもんは溢れる涙を拭うと、ママに進言した。



「そうだわ!まだ手遅れじゃないかもしれないわね!?


…急がなくちゃ!」



ママは1階にある電話機のところへ飛んで行った。



苦悶の形相で横たわる、のび太の遺骸の側で――…



…青い貍が悲しみに暮れる溜め息を洩らした――…。

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