《MUMEI》

学校に着き、自分の席につく。


すると、私に手を振りながら女の子が1人近づいて来る。


「おはよう!希恵(きえ)♪」


「おはよう。朋奈(ともな)」


近づいて来た女の子――朋奈と挨拶を交わす。


私の名前は、笹木 希恵。

高校2年生。


はっきり言って私は自分の名前が嫌いだ。


"希望の恵み"


私とは正反対の名前だから。


朋奈も、何で私なんかに構うんだろう。


朋奈は明るくて優しくて友達が沢山いるのに。


「希恵、昨日のお笑い番組見た?」


私の考えなんて知らない朋奈は笑顔で私に話しかけてくる。


「・・・見てない」


そんな朋奈にそっけない返事を返す。


「そっか〜!面白かったんだよ♪」


そう言ってお笑いのネタの話をしてくれる。


話しかけられても一言返事しかしない私に普通に話しかけてくれるのは朋奈ぐらいだ。

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