《MUMEI》

私は、ピンクに染まった頬を隠すため頬杖をついた。


「あっ!!」


鐘丘くんの声と同時に消しゴムが私の太ももの上に着地した。


私がとろうとすると


「ごめんね」


そう言って鐘丘くんは消しゴムを取ろうと私の太ももに手を伸ばした。


「・・・・・ゃん」


その時、鐘丘くんが太ももに触れて、凄く小さな声だったけれど


いやらしい声を発してしまった。


しかしその声は、他の人には聞こえなかったようで・・・誰もこちらを向かなかった。


聞いたこともない自分のいやらしい声を聞き

私は、真っ赤になった。


それを隠すため俯いていると


「笹木どうした?気分悪いのか??」


先生が心配そうに尋ねてきた。


まだ顔が真っ赤な私は顔を上げることが出来ず


大丈夫ですと言おうとすると


「俺、保健室に連れて行ってきます」


っと鐘丘くんが先生に申し出た。


「よろしく頼むぞ」


先生に頼まれ鐘丘くんは私を立ち上がらせ教室を出た。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫