《MUMEI》
悪夢の 始まり
「彼は 優しい人なんです。誤解です。話せば 分かります。」

ノラは 必死に 警官に訴えた。が 聞いては 貰えなかった。


彼は 弾き跳ばされた後 その場に 呆然と立ち尽くしていた。

具合が悪いのか 薬を飲もうと した。
そう ノラの作った薬を…。

それを見た 警官の一人が 勘違いした。


「おい! 薬を飲んで 変身するぞ〜!気を付けろ!」


ズガァァーァンン!!ズガァァーァンン!!…誰かが 発砲した。


白髪を血に染めて、赤い瞳から、血の涙を流した彼が スローモーションで 倒れて行く。


…不意に ノラの 頭の中に 彼の声が 響く…

「ノ…ラ…愛…し…てる…さよ…な…ら…」

…ドサッ…彼が崩れ落ちた。


…イャアアアーーー…
ノラは 気を失った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫