《MUMEI》

「前より大人っぽくなってる。なんか、顎とかシャープになったし。」

顎を突かれて擽ったい。

「なんだか雰囲気がイケメン風に……。」

なんだそれは。

「二郎は変わらないな。」

俺が初めて二郎と出会ってから変わらずに俺を信用してくれている。

「なんか傷付く……」

しょげている。
可愛い……

「良い意味で。」

頭を撫でた。
柔らかい毛質で、同じ生き物の触り心地と思えないときがある。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫