《MUMEI》 初試合次の日も同じメニューが行われた。 椎名は相変わらず1位を取ってる。 スタミナとスピードはあるみたいだな。 サイドとしても使えそうだけど、バランス考えるとやっぱりセンターだ。 そして木曜。 聖龍高校との試合… (あ〜、何てあいさつするもんなんだろ?怖ぇ〜よ。) 赤高メンバーは聖龍高校前に集合していた。 「行かないんすか?」 「あ〜…、わかった行こうか。」 (はぁ。気が重い…) 「やあ。わざわざどうもありがとう。」 「あ…いえいえこちらこそ。」 「君がコーチの…?」 「あ、黒田小太郎です。」 「今日はよろしくね。」 「よろしくお願いします。」 …緊張してほとんどしゃべれなかった。 まぁいいか。 「ふぇ〜、すげ〜上手そう…」 聖龍高校はアップを始めていた。 やっぱ人数も多いし、個々のレベルも高いのな。 おっと。 僕が弱気じゃだめだな。 「みんな〜。集合〜。」 「はい。」 「とりあえずアップだ。作戦は後で伝えるから。」 「はい!!」 「よし!!じゃあ下から2、1からだ。」 前へ |次へ |
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