《MUMEI》 金木犀秋の訪れを知らせてくれるのは、 いつも 金木犀の香り。 道を歩いていると 風にのって ふわっとかおる。 「あぁ、また秋が来たんだ」 その甘く澄んだ香りは、 私を優しくさせる。 笑顔にさせる。 でも、 胸が締め付けられて、 ホントは、 泣きたくなる。 空を見上げる。 声にならない言葉を 甘い香りごと 飲み込んだ。 「会いたいな」 前へ |次へ |
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