《MUMEI》

「―――…キ…ラ…?」



「そう……のび太くんが最期に残した言葉だよ。


…ドラミ、何か心当たりは無いかい?」



「う〜ん…どこかで聞いたような覚えがあるんだけど…


…ゴメンなさい。よく思い出せないゎ…。」


ドラミは、モニターの中で首を傾げた。



「そうか………」


ドラえもんは、落胆した…。



ロボットとしての性能は、ドラえもんよりドラミの方が優れている。


その妹のHDDにも記憶されていないとなると、唯一の手掛かりである、のび太のダイイングメッセージの謎も、果てしなく深まるばかりだった…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫