《MUMEI》 「―――…キ…ラ…?」 「そう……のび太くんが最期に残した言葉だよ。 …ドラミ、何か心当たりは無いかい?」 「う〜ん…どこかで聞いたような覚えがあるんだけど… …ゴメンなさい。よく思い出せないゎ…。」 ドラミは、モニターの中で首を傾げた。 「そうか………」 ドラえもんは、落胆した…。 ロボットとしての性能は、ドラえもんよりドラミの方が優れている。 その妹のHDDにも記憶されていないとなると、唯一の手掛かりである、のび太のダイイングメッセージの謎も、果てしなく深まるばかりだった…。 前へ |次へ |
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