《MUMEI》 司令官登場俺達三人は、聞き覚えのある声に気づき振り向いた。 ちなみに瞳は聞いた事はないだろう。 「相変わらず髪長いなぁ…滝。」 そう。俺の髪は黒髪で、肩を少し過ぎたぐらいの長さなのだ。 「うるさい…!長くねぇと能力が減っちまうだろうが!」 そして、能力者の髪はごくまれに髪が能力の原動力とされるのだ。 「まぁ…それはそうとして、戻ろうか。ここは寒い。」 司令官の恰好は白いコート。俺達は戦闘用の服なので、寒いのも当たり前だった。 事務所に着いた。 「さて…瞳は私と会うのは面接ぶりだったね」 「そうですね」 「だったら、司令官も教えてくれればいいだろ!いきなり瞳から電話来て、あんたはいないし…大変だったぜ」 俺は疲れたせいか、やけくそに司令官に怒鳴りつける。 「さっき帰って来たばかりなんだ…そう言ってやるなよ」 智嬉は俺をなだめる。 「滝…これからどうするんだ?」 「え?」 「敵の追跡はしなくていいのかい?」 「完璧に気配を消して、追いかける術もありません」 「ふむ…追跡が得意な仲間が必要となるな」 話が終わり、一同は解散した。 前へ |次へ |
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