《MUMEI》
不思議なデアイ
「もしも〜し、だいじょぶデスか〜?」

「‥‥‥‥‥ん゛‥」

何?

誰か‥

呼んでる‥‥?

「ぅわ‥ッ!?」

「あ、起きたデスね」

「ぇ‥‥」

だ‥

誰‥‥??

「大丈夫か? アンタな、空から降って来てんで。もうビックリしたわ〜」

ぇ‥‥

「だ、だ、誰‥?」

そしたら

ショートカットの金髪の女のコが

ニッコリ笑った。

「ウチか? ウチは見習い魔女のシフィルや」

「ま‥じょ‥?」

あたしが聞くと

今度は

薄紫の

尻引きそうなくらい長い

ツインテールの女の子が

帽子を取って

挨拶してきた。

「ボクはドロシーって言うデス」

「『ボク』‥?」

「ああ、気にせんとき。コイツちと変わっとんねん」

「ぇ」

そう‥なの‥?

ていうか

ココ‥

ドコ‥??

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