《MUMEI》

「ココか? ココは魔法の世界や」

「魔法の‥世界‥?」

「つまりやな、この世界いうんはウチら魔女とか魔法使いとかが住んどる訳で──」

「へぇ、そうなんだ‥」

って‥‥

ええええッ!?

「じゃ、じゃあ‥あたしっ今、別世界にいるって事‥?」

「そう言うコトやな」

シフィルちゃんは

あたしに笑いかけた。

「で、アンタ人間なんやろ? どないしてココに来たん? 何か訳アリなんか?」

「え、ええと‥」

いきなり

質問責めにされてない?

あたし‥。

だけど──

はっきり言って

自分でも

よく分かんない‥。

あたし

何で

ここに来たんだろ──。

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