《MUMEI》 ワカメと堀川は、父さんの左隣に座り、お茶をすすっていた。 ノリスケ伯父さん、タイコ伯母さん……イクラとスジコも楽しげに笑っている…。 居並ぶ笑顔…また笑顔… …弾ける笑い声…… 不幸のどん底まで転げ落ちた筈の僕は、何故か満ち足りた幸福感に包まれる――…。 …そして僕はふと気付いた…。 ――…あぁ、そうか…… …僕は全てを失った訳じゃないんだ…… ――…僕には、こんな素敵な家族がいるじゃないか――……。 ――――……。 「やだ、お兄ちゃん。また泣いてるの?(笑)」 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |