《MUMEI》

まあ…説明はここまででいいか…

じゃあ…寝ます!!

意識はそこから途切れた…






次に起きたのは…昼だった…

奏「あんた…よくそんな長く寝てられるわね…」

光輝「……もう昼か…」

奏「そうよ。寝てるだけなら学校来てる意味無いんじゃない?」

光輝「俺もそう思った。でもさ〜。出席日数だけはかせいどかないとな。」

奏「何回も遅刻してるならあんまり意味無いと思うんだけど。」

光輝「何を言う!こう見えても一週間に一回ぐらいしか遅刻してないぞ。」

奏「十分じゃない!!」

修也「何話してんの〜?」

光輝「お、修也。ちょうどいい。訊きたいことがある。」

修也「ん〜?何々〜?僕でいいなら何でも聞くよ〜!」

光輝「サンキュ。じゃあ訊くが…一週間に一回遅刻って多いか?」

修也「いや、多いって…自分で気づこうよ…」

光輝「な;;お前まで言うか;;」

正直ショックだ;;





まあそんな何気ない話をして、残りの授業を受ける。





そして、その後の下校時間。

光輝「ふぅ…帰るか。」

奏「ねぇ…光輝…」

光輝「ん?どうした?」

奏「たまにはさ…その……一緒に帰らない…?」

光輝「?……別にいいけど?」

奏「じゃあ先に校門で待ってるね。」

光輝「?…わかった。」

俺がそう返事すると奏は急ぎ足で教室を出て行った。

……別にここから一緒に帰ってもいいんじゃないか?

まあいいや。




校門まで行くと奏がうわのそらで待っていた。

こっちに気づいてる様子は無い。

ちょっと脅かしてやろうか。

そう思って近づく…

そして、奏のすぐ近くに立つ。

そして肩を叩こうとしたとき…ふと気づく。

光輝「!?」

奏は…泣いていた…

…朝はあんなに元気だったのに…

一体何が…?

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