《MUMEI》

公園のベンチに座りながら…俺は考えことをしていた。

何故…あいつはあの時泣いていたのだろうか…

?「オシエテアゲヨウカ?」

光輝「!?」

…なんだ?今の声…

俺は辺りを見回す。

周りには誰もいない…

…どうゆうことだ?

ひょっとして空耳だろうか…

でもそれにしてはかなりはっきりと聞こえた…

どうなってやがる…

?「コッチダヨ」

光輝「!?」

俺は上を見る。

光輝「!」

?「やっと見つけたよ。」

そこには…やや中世風の黒いローブを着た若い金髪男が宙に浮いていた。

てかガキだな、ありゃ…

金髪ガキ「だぁ〜れがガキだってぇ〜?」

こいつ…テレパスの能力者か…

だがそれならたいして怖いってことは無いはずだな。

金髪ガキ「確かに。でもこれならどうかな?」

金髪のガキは杖のようなものを取り出した。

光輝「…?」

金髪ガキ「これが何だかわからないって顔してるね。」

光輝「…まあな。」

金髪ガキ「これはね…
魔力を封じ込めた物なんだ。」

光輝「…は?」

金髪ガキ「詳しく説明するとね、能力者の魂を封じ込めた物って言えばわかるかな?」

光輝「!」

それは…殺すってことだよな…

金髪ガキ「ご名答。」

光輝「何でそんなこと…」

金髪ガキ「理由は簡単さ。組織の邪魔をする奴は殺される。そしてその魂だけは再利用するってわけさ。」

光輝「てめぇ…」

金髪ガキ「君の幼馴染の父親も今頃はね。」

光輝「!!」

なん…だと…?

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