《MUMEI》 ちゃんと 謝らなきゃ。 ちゃんと──‥。 「ドロシーちゃん‥っ」 「ど、どうしたデスか?」 「ごめんっあたし‥何も知らなくて、変な事聞いたりして──」 「気にしてたデスか‥?」 「うん‥。誰だって闇は怖いもん。──でもね、闇には必ずヒカリが差してくるんだよ」 「光‥デスか?」 「うんっ」 「ふふ、凄いデスね」 「?」 「それ、魔法デスよ?」 「魔法‥??」 「言葉の魔法デス」 「言葉の‥?」 言葉に 魔法なんて あるのかな──。 「ありがとデス」 「ぇ‥?」 「元気出たデスよ」 「ほ、ほんと‥?」 「ボクは嘘つかないデスよ?」 「───────」 良かったぁ‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |