《MUMEI》
Episode 2[現れた人は]
前回のあらすじ…

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主人公[影島光輝]は公園で組織[王宴]の第15位…[クロイスト]という人物に出くわす。
光輝の能力ランクはEなのに対し、クロイストはAランクだという。
一時は相手の優勢に立った光輝だったが、実力の差は歴然だった。
そして絶体絶命に陥ったとき、間一髪のところで一人の男に助けられた…

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クロイスト「……何者だよ…君…」

?「私か?私はただの人間だ。」

人間って…同じ人間には見えない…

クロイスト「そんなわかりきったことは訊いちゃいないよ…」

?「そうか?私は体格的に人間じゃないとか言われることあるぞ。」

…だろうな…

クロイスト「…もういい…君喋らなくていいよ。」

?「いや、君に指図されるつもりは無いんだが?」

確かに…

クロイスト「…君ムカつくよ…」

?「まあ君にムカつかれたところで私的には反応のしようが無いんだが。」

…言ってることは正論だ。

クロイスト「君……殺すよ?」

?「私は殺される気は無い。」

ある意味すごい自信だな。

クロイスト「…殺す」

クロイストはそう言うと男の後ろに回りこむ。

…回り込んだはずなのだが逆に男のほうがクロイストに回りこんでいた。

クロイスト「何!?」

?「中々速いようだが…もう少しと言ったところだな。」



光輝(…てか俺空気じゃね?)

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