《MUMEI》

「首輪や餌を 買いに来てたよね。その猫さんに だったんだね。」


「ええ、そうなんです。でも 1ヶ月前に 死んでしまったんで…。もう 会えないんです。」


「そうか。寂しいね。でも 君が 元気じゃないと 猫さんも 心配してるよ。実は、僕も君に、元気になってほしいんだ。」


…おっ、チャンス到来!!僕は呪文を唱えた。


《天空の 数多の神々の中で もっとも 気高く 美しき女神より 授かった 天使の弓矢よ!
我 猫天が 命じる、今こそ 力を 解放せよ》

光と共に 弓と 矢が 現れた。
それを、手に取り 僕は 椎ちゃんの 左胸を狙い撃ちした。


光の矢は 椎ちゃんの 胸に すう〜っと 吸い込まれ 消えてしまった。

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