《MUMEI》 次の日… 朝、目覚めると、窓の外を眺める。 良い天気とは言えないが雨は上がっている。 朝食を済ませ、荷物を持ってフロントにカギを返して外に出ると、雨上がりのせいもあり少し肌寒い。 路面の外側はまだ濡れているが真ん中は乾いていた。 「行くぞ、相棒!」 そう言ってバイクを走らせる。 峠を越えて寒風山を目指す。 国道から山に曲がると雲が多くなってきたが、雨雲ではない様だ。 約1時間程走ると『寒風山トンネル』が見えてきた。 トンネルの上に目を向けながら走ると 『高知県』の看板が見えた。 一昨日とは違い、看板を見ると、高知県に来た、と言う実感が湧いた。 寒く長いトンネルを抜けると『道の駅木の香』が見えてきた。 バイクを止めると、長家風の店に行き、牛串とお茶を買った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |