《MUMEI》 「──こんな所で何してる」 「あ、魔法使いくん‥。練習しようと思って──ホウキの」 「どうりで騒がしいと思った」 「ご、ごめんね‥?」 「少しは飛べるようになったのか」 「えと‥ほんとに少しだけ、ね」 「そうか」 「あ‥ねぇ、魔法使いくんも──エリオルくんも魔女みたいにホウキで空飛ぶんだよね?」 「だったら何だ」 「凄いなぁって」 「っ?」 「あ‥ごめん。怒らせちゃったかな‥」 「別に」 「あ、魔法使いくん待って‥!」 「無駄に出来る時間なんかない。お前だってそうだろ」 「ぁ‥」 そうだった‥。 でも─── 人間は ほんとに 魔女になれるのかな‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |