《MUMEI》 黒の院長の思惑黒の院長は 上機嫌だった。ノラ博士が 彼のクローンを 作る事に 同意したのだ。 「ははっ、あの小娘 まんまと 騙されたな。」 院長は 満足そうに 呟いた。 …しかし 我ながら 上手い策を 思い付いたよ。 私が 欲しいのは 人型の 彼自身なのだ。 皆 勘違いしているが 《赤い悪魔》は 獣型の 彼ではない。 人型の 彼の中に 悪魔は 眠っている。 まったく あの獣型は 厄介だった。容姿の割に 戦闘能力は低いし 変化する度に 細胞エネルギーを 使う為に 早死にする。 その点、人型は 戦闘能力は 桁外れに 高いし、超能力は 惑星1つ位は 楽に 破壊出来る。 ただ、普段の 人格が 邪魔して 前面に出すのに 毎回 苦労したが…。 まあ クローンが 出来れば こっちのものさ。待ち遠しいよ。あははは…! 前へ |次へ |
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