《MUMEI》
仲間のキズナ
あれから

丸2日‥。

「‥‥‥‥‥‥‥」

エリオルくんは

まだ

帰って来ないまま‥。

「ナギ〜?」

「‥‥‥─ねぇドロシーちゃん‥」

「何デスか?」

「ドロシーちゃんは、エリオルくんの事‥嫌い?」

「嫌い‥じゃないデスけど──でもボク、あんまり‥」

「シフィルちゃんは、しんどくなったら帰って来る‥って言ってたけどさ、心配なんだよね‥あたし」

「探しに行くデスか‥?」

「うん。ほっとけないもん絶対。──ねぇ、ドロシーちゃんはどうする?」

「ぇ」

「一緒に探しに行く? ドロシーちゃんいてくれたら心強いんだけどな──」

「で、でもボクは‥見習い魔女だから、魔法下手っぴデスし‥」

「あたしなんか全然使えないよ? 第一人間だし‥。だからさ、そんなに──」

「でも‥ボク‥」

「ドロシーちゃん」

「?」

「エリオルくんね、そういえば‥1つ──いい事言ってたよ」

「ぇ‥?」

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