《MUMEI》
出発
そして時は近づき3人は
慧の父親である加治屋の主人によばれた。3人は何故呼ばれたのか分からずただ黙ってついて行く。連れてこられたのは加治屋の店の奥にある慧でさえも入ったことのない部屋だ。加治屋の主人は3人を部屋にいれ座るよう促した。すると加治屋の主人は部屋の中にあった3つの長い箱を持って3人の前にすわる。中にはどこかの国の言葉でか書かれた剣だ。
「これを持って行きなさい。役にたつだろうから。」
「これは?」
隼斗が不思議に思い聞くと、
「これは代々この家そして隼斗と瑞希の家それぞれに伝わる1000年前から伝わる剣だ。」
「え、何で俺んちにあんの?!」
「加治屋だからな。剣の保管や日頃から鍛えないとならんし。」
「知らんかった………」
「まぁとにかくだ、この剣を使って自分の身を守るんだぞ。」
「………分かったよ………オヤジ………」

3人は加治屋の主人にお礼を言って広場へとつく。

「いよいよ出発か…………気を付けて行くんだぞ。」
『はい』

『行ってきます。』

こうして3人は旅立って行く。

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