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《MUMEI》 ・ ・ ・ ・ ・ ｼﾞﾛﾑ「いやぁ〜、一時はどうなることかと思ったが無事に帰って来れたことに感謝感謝。」 光輝「……」 この人…テンションがよくわからない。 ｼﾞﾛﾑ「まあ…あれだ。君には本当感謝してる。ありがとう。」 光輝「…？どういたしまして。」 ｼﾞﾛﾑ「これで訊きたかったこともまた色々訊けるな。」 光輝「！」 まさかハメられ（ｒｙ ｼﾞﾛﾑ「いや、そんな反応しなくても…私も今気づいたところさ。」 光輝「……」 ｼﾞﾛﾑ「じゃあ質問したいんだが…いいかな？」 光輝「まあ…」 ｼﾞﾛﾑ「じゃあ…君の能力はEランクらしいが、一体どんな能力なんだい？」 光輝「変身、以上。」 ｼﾞﾛﾑ「お、即答かい。 よかったら見せてくれないかな〜なんて…」 光輝「拒否」 ｼﾞﾛﾑ「どうしてだい？」 光輝「理由なんてない」 ｼﾞﾛﾑ「一回だけ………駄目かい？」 光輝「だめ」 ｼﾞﾛﾑ「よければその理由も聞かせてほしいんだが…」 光輝「…何年も使ってないから。こんな能力役に立たないし。」 ｼﾞﾛﾑ「役に立たない能力なんて存在しないんだよ。」 光輝「いや、存在する。現に俺の能力がそうだ。」 ｼﾞﾛﾑ「ふむ…そんなこと一回見てみないことにはわからないんだが…」 光輝「じゃあそれでいい。」 ｼﾞﾛﾑ「中々頑固だね。」 光輝「まず赤の他人に見せたくも無い能力を見せるのは間違ってると思うし。」 ｼﾞﾛﾑ「確かにね。 だが私は君のことを赤の他人とは思ってないんだがね。」 光輝「…じゃあ何て思ってるんだ？」 ｼﾞﾛﾑ「…友達…はまだ早いか…知り合いと言ったところだな。」 光輝「……」 この人…言ってることは正論なんだよな。 ｼﾞﾛﾑ「納得したかい？」 光輝「一応は。」 ｼﾞﾛﾑ「いやぁ〜よかった。ここで赤の他人で押し切られたらどうしようかと思ったよ。」 光輝「…ふん」 ｼﾞﾛﾑ「じゃあ見せてもらってもいいかな？」 光輝「いいけど…条件がある。」 前へ |次へ |
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