《MUMEI》 *+* あたしが キミへの恋心に 気付いた時── それは まだ小学生だった頃‥。 夜‥ 眠れないでいた あたしの所に キミは 突然 やって来て お星様を見に行こう って言った。 あたしは こっそり 家から抜け出して キミと2人で あの高台に行った‥。 『ねぇ希、希はどのお星様が好き?』 『えっとね〜、全部かなぁ』 『全部?』 『うんっ。全部好き』 『ボクも』 『ふふっ、一緒だね』 『うん、一緒だね』 キミは笑って 眩しそうに 上を見上げて 目を細めてた‥。 *+* 前へ |次へ |
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