《MUMEI》

「ここを通す訳には行かない。」


テンアは翼を生やしたまま、崖に対し垂直に立った。


「氷千針!」


テンアは氷の鋭い針をモンスターに向かって飛ばした。


多少は刺さったが、モンスターは軽い体を活かし軽々よけた。


「どんどん攻撃するまでだ。」


「氷柱!」


円錐の形をした氷は、崖に対して垂直に地面から伸び、モンスターを貫いた。

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