《MUMEI》

授業が終わって休憩時間。
栄ちんと話していた。

「ねぇねぇ。」

声を掛けられた。

「あーっ!さっき女子トイレに入ってきた人〜」

「し〜声がでかい!」

「へぇ〜お前女子便所入ったんだー。」

後ろから蓮の声がした。

「うるさいよ蓮。仕方にだろお前のせいで寝不足なんだから。」

なんだかよく分からない二人の会話。

「あの〜用件は?」

私が仁君に切り出した。

「あー実はさ知ってるかなぁ…。」

一度仁君は話を切ったが続ける。

「美園聖って人。」

「ミソノヒジリ?」

私は知らなかった。

「栄ちん知ってる?」

栄ちんの方を見ると目を大きく見開いていた。

「どうしたの?栄ちん?」

栄ちんは目を見開いたまま固まってしまった。

「おい大丈夫かよ?」

心配した蓮だったがすぐに先生が入ってきてしまったのでこの話はまた後でになった。

授業中栄ちんの方をずっと見ていたが授業は上の空。私には微かに震えているようにも思えた。

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