《MUMEI》 ――…ウィーン…! その時突然、病院の廊下の宙空に、直径1メートルほどの穴が開いた。 そして、その穴から黄色い物体が飛び降りてくる。 「お兄ちゃん!のび太さんは!?」 それは未来の世界から駆け付けたドラミだった。 のび太の無事を必死に願う妹の前で――… …兄…ドラえもんは、無言で首を横に振った――…。 そのジェスチャーに全てを悟ったドラミは、その場にペタリと座り込んだ。 そして、シクシクと涙を流した…。 四人の物悲しい嗚咽の声だけが、寒々とした病院の廊下に木霊していった――…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |