《MUMEI》 ・ ・ ・ 担任が教室に入ってきたとき、俺がすでにいたことでかなり驚いていた。 いや、そんなに驚かなくても… 正直かなり傷ついた… まあその後の展開はほとんど同じなので省略。 そして下校途中。 今日は反省文もなにもなかったのでいつもより早い。 それにしても…ここ3日間でいろんなことがあったように感じる。 深夜に公園で組織を名乗るガキに襲われたり… ピンチの時にやけにでかいおっさんに助けられたり… 幼馴染の父親が組織の奴に殺されたというような情報が入ったり… 本当…いろんなことがあったな。 でも…俺にとってのハプニングはまだ終わらない… そんな気がしてならない。 でも…かなり現実感の無い話だな。 光輝「平和な日常は帰ってこないのか… ……平和じゃないってことも無いか。」 ?「何ひとり言喋ってるんですにゃ〜?」 !? 何か後ろから聞いたことないようなゆっくりとした声が聞こえた。 とりあえず振り向く。 ?「にゃ〜」 …やっぱり知らないちび女がいた。 光輝「…お前誰?」 ?「人に名前を聞くときはまず自分から名乗るべきにゃ〜」 光輝「じゃあ別にいいや。 あばよ。」 ?「にゃ〜!ごめんなさいにゃ〜! だから待ってくれにゃ〜!」 光輝「……しょうがねぇな…」 ?「とりあえず自己紹介にゃ〜。 にゃ〜の名前は[フィーラ]というにゃ〜。」 光輝「ふ〜ん… で、そのにゃ〜ってのは口癖なのか?」 フィーラ「そう解釈してもらってもかまいませんにゃ。 それで、君が影島光輝様でよろしいですかにゃ〜?」 光輝「……なんで俺の名前を?」 フィーラ「まあそれはいいとしてですにゃ。 とりあえず簡単に用件だけ伝えるにゃ。」 光輝「用件?」 フィーラ「はいですにゃ。 とりあえずその指輪をつけてくださいですにゃ。」 光輝「!!」 なんで指輪のことを!? 前へ |次へ |
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