《MUMEI》
六月
また1ヶ月過ぎた。
久しぶりに連と話した。5月は席がかなり離れたので全く話していたなかったがまた隣になった。

「ヒューヒュー。お二人さんの小指から運命の糸が見えます。」

栄ちんが冷やかす。

「栄ちん!何言ってるの?」

栄ちんはまたすっかり明るくなった。
最近栄ちんはかなり泣き虫になっていたが、どうやら聖を怖がらなくなったようだ。

「おーい小渕。」

仁君が栄ちんを呼ぶ。
仁君は毎日のように聖に付きまとわれてノイローゼになるのかと思われたが、
どうやら最近は顔色がいい。

「ねぇねぇ。蓮。最近あの二人仲良くない。」

「お前もか?俺おそう思うんだ。あいつ最近早く帰るんだよ。」

二人が付き合っているとする。
だとすると、仁君は最近早く帰る。
仁君は連と同じバスケ部。
栄ちんは逆に帰るのが私より遅い。よく
「さき帰ってて。」
って楽しそうに言うし。
もしやこの二人?

「お二人さん。もしかして付き合ってますか?」

蓮が唐突な切り出し。

「はぁ!?」

「何言ってるの蓮君。」

二人からあっさり拒否られる。
これが怪しいのだ。

これから皆さんに「蓮と歌音の名探偵」をごらんいただこう。

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