《MUMEI》








次の朝。

起きるとあることに気づく…

一体何時頃行けばいいの?

ものすごく馬鹿なことだと思うが…

そんなこと…訊く前にあいつどっか言っちまったからな…

まあ…適当な時間に行けばいいよな?たぶん…

そんなわけでそろそろ起きる。




リビングに行く…

いつもならリビングのソファーで寝ているあのおっさんが今日はいなかった。

そういえば今日用事あるとか言ってたよな…?

とりあえずそのソファーで寝ている猫を起こしてみる。

フィーラ「ふみぃ〜…」

猫は気持ちよさそうに寝ている。

まあ…寝かしといてやるか…

あいつが用があるのはたぶん俺だけだろうからな。




玄関のほうにいくと、ちょっと不安にかられる。

何故呼んだのか…

それに…

様子のおかしかったあいつ…

でもそれらのことは全部ひっくるめて今日あいつの家に行けばわかることだ。

じゃあそろそろ…行くか!

そして、家を出ようとすると…後ろから

?「待ってくださいにゃ〜!」

と俺を呼ぶ声がした。

…さっきの猫だった。

光輝「どうした?」

フィーラ「にゃ〜も同行させてもらいますにゃ!」

光輝「…なんで?」

フィーラ「契約種だからですにゃ!」

光輝「契約種…ねぇ…」

まあいいか。

フィーラ「とりあえず、猫の姿のままで同行しますにゃ!」

光輝「?」

まあどっちでもいいんだけどさ…




さて…

俺達は向かう。

懐かしの…あの場所へ…

奏の待つ…あの家に…





前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫