《MUMEI》

アキラたちはテンアの言うとおりに綺麗片付けた。


「テンアちゃん、何しに行ったんだろうね…。」


アキラは、岩の上に座り心配しながら呟いた。


『ほんとうだよな。』


ユージは崖ギリギリまで近づいて下を見てみた。


『こんな高さじゃ、俺たちは下に降りられないしな。』


「そんな所から降りるとしたら、死ぬようなもんだぜ。
暫く待ってみようぜ。」


『あぁ、そうだな。』

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