《MUMEI》

塁羅は苦しそうに勳羅に訴えた。


「それはダメー。」


勳羅はにこやかに、爽やかに言った。


「勳羅さんって本当に塁羅が好きだよな。」


『いい加減、子離れした方が良いんじゃないのか。』


「塁羅が嫁に出来る時どうなるだろうな。あっ!嫁じゃなくて婿か。」


『親バカだから、断固拒否、止めさせるんじゃないのか。』


「そうかもな。」


「はいはい勳羅、そこまで。塁羅にはメンテナンスが必要なんですよ。」

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