《MUMEI》

ラルンは勳羅の腕の中から塁羅を軽々引っこ抜いた。


「あ、ありがとうラルン。」


「いえ。」


ラルンは塁羅を優しく、床に下ろした。


「塁羅、これから武器での戦い慣れなくてはなりません。」


「分かってる、ラルンが相手になってくれるんでしょ。」


「はい。」


「塁羅、俺も手伝うよ。」


『俺も手伝ってやる。』

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