《MUMEI》

普通だったら、わき腹に当たっているがラルンは一瞬のうちにジャンプし、跳び蹴りをした。


「しまっ−。」


この体勢じゃ
カバーが!


ラルンは左足で思いっきり塁羅を蹴飛ばした。


「うっ!!」


塁羅は左の方へ飛ばされた。


塁羅は飛ばされながら、空中で半回転し床に、腰を降ろした状態で着地した。


蹴られた辺りを見たが、もうそこにラルンはいなかった。

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